商工会議所とは
商工会議所は、地域の商工業者の世論を代表し、商工業の振興に力を注いで、国民経済の健全な発展に寄与するための唯一の地域総合経済団体です。
業種の違いや規模の大小を超えて、その地区内の商工業の改善発達・地域経済の振興を図ると同時に、広く社会一般の福祉の増進をめざしています。
現在、全国各地に515(平成28年4月時点)の商工会議所があり約125万人(平成27年3月現在)を超える会員の連携により、豊かなまちづくりを目指して活発な活動を行っております。
商工会議所の目的
地区内における商工業者の共同社会の基盤とし、商工業の総合的な改善発達を図り、兼ねて社会一般の福祉の増進に資し、もってわが国商工業の発展に寄与することを目的としています。
商工会議所の4つの特徴
- 「地域性」―地域を基盤としている
- 「総合性」―会員はあらゆる業種・業態の商工業者から構成される
- 「公共性」―公益法人として組織や活動などの面で強い公共性を持っている
- 「国際性」―世界各国に商工会議所が組織されている
商工会議所の歴史
1878年(明治11年)東京・大阪・神戸に商法会議所として誕生
1885年(明治18年)全国に32商法会議所が設立されその後、各地に設立されていった。(平成26年3月時点 全国514商工会議所)
商法会議所設立の背景
当時は、江戸時代の身分制度「士農工商」による商人の地位向上のためにも商人が集まる場所を必要としていた。明治時代になり日本は世界に認められようと近代化に一生懸命な中、政府(伊藤博文 氏・大隈重信 氏)が実業家(東京/渋沢栄一・大阪/五代友厚・神戸/神田兵右衛門)と連携を図り、「商法会議所」が設立された。
法的根拠
商工会議所法(昭和28年8月1日公布法律第143号)
名称遍歴
1878年「商法会議所」
1890年「商業会議所」
1927年「商工会議所」
1943年「商工経済会」・・・1946年 終戦により「商工経済会解散」
1946年「商工会議所」・・・1953年 現在の商工会議所法が施行された
佐原商工会議所の概要
沿革
昭和26年(1951)10月 佐原商工会議所設立
昭和44年(1969)11月 本所事務所の所在地を佐原市佐原イ525番地に変更登記
昭和45年(1970)12月 佐原商工会館竣工式
平成 3年(1991)10月 佐原商工会議所創立40周年
平成13年(2001)10月 佐原商工会議所創立50周年
規模
- 地 区
- 香取市(商工会地区を除く)
- 事 業 所 数
- 2,111件
- 小規模事業者数
- 1,567件
- 会 員 数
- 985件(令和3年3月31日)
※会員数には地区外の特別会員も含める。 - 組 織 率
- 46.7%
- 年 会 費
- 12,600円(5口)
- 特定商工業者数
- 599件
香取市佐原地区の概要(令和3年4月1日)
- 面 積
- 119.88㎡
- 地 区 内 人 口
- 38,840人:男性19,299人 女性19,541人
- 世 帯 数
- 16,726世帯
香取市 商工業の概要
(1)工業統計(令和元年6月1日現在)
- 事 業 所 数
- 93件
- 従 業 員 数
- 2,749人
- 製造品出荷額
- 750億円
(2)商業統計(平成26年7月1日現在)
総数 |
卸売業 |
小売業 | |
商店数 |
870件 |
187件 |
683件 |
従業員数 |
5,021人 |
959人 |
4,062人 |
年間販売数 |
1,128億 |
426億 |
701億 |
(3)事業所統計(平成28年6月1日現在)
事業所数 |
従業員数 | |
総数 |
3,503社 |
25,904人 |
農林漁業 |
65社 |
931人 |
鉱業 |
4社 |
20人 |
建設業 |
516社 |
2,724人 |
製造業 |
246社 |
3,557人 |
電気ガス・熱供給・水道業 |
2社 |
113人 |
運輸業 |
82社 |
1,315人 |
通信業 |
12社 |
298人 |
卸・小売・飲食・宿泊業 |
995社 |
6,128人 |
金融・保険業 |
46社 |
586人 |
不動産業 |
138社 |
325人 |
サービス業 |
1,103社 |
5,952人 |
教育・学習業 |
73社 |
311人 |
医療・福祉業 |
221社 |
3,644人 |
公務 |
40社 |
957人 |
(4)産業別人口構成(平成26年7月1日現在)
人口構成率 | |
第一次産業 |
2.0% |
第二次産業 |
22.0% |
第三次産業 |
76.0% |
主な役員
- 会 頭
- 石井良典 石井工業㈱ 代表取締役
- 副 会 頭
- 久保木一三 クボキ水工㈱ 代表取締役
- 長嶋俊亮 長島石油㈱ 代表取締役
- 小森 哲 佐原信用金庫 理事長
- 専務理事
- 鴇﨑良雄
組織
- 議 員
- 60名(1号議員30名、2号議員21名、3号議員9名)
- 役 員
- 28名(会頭1名、副会頭3名、常議員20名、監事3名、専務理事1名)
- 委 員 会
- 6委員会
- 部 会
- 7部会
- 女 性 会
- 38名
- 青 年 部
- 30名
- 役 職 員
- 11名
<組織図>
事業活動
- <建議・要望活動>
- 地域の発展と商工業者の繁栄のため意見をとりまとめ、国・県・市に対して建議や要望を行っています。
- <商工業振興事業>
- 業種・業態・規模の大小を問わず、地区内すべての商工業者の改善・発展を図るため、各種振興事業を行っています。
- <地域振興活動>
- 地域経済の発展のため、まちづくり、中心市街地活性化や観光支援事業など地域振興に積極的に取り組んでいます。
商工会館概要
- 土 地
- 敷地面積 824.53㎡
- 建 物
- 名称 佐原商工会議所会館
- 構造 地上4階建、鉄筋コンクリート造り、エレベーター1基、テナント数5件
- 竣工 昭和45年12月12日
- 建物面積 378.68㎡
- 延床面積 1,407.37㎡
所属団体
- 日本商工会議所(全国515商工会議所、125万会員)
- 関東商工会議所連合会(103商工会議所・9県連合会)
- 千葉県商工会議所連合会(県下21商工会議所)
関係団体
- 株式会社ぶれきめら
- NPOまちおこし佐原の大祭振興協会
- (公社)佐原法人会
- (一社)香取青色申告会
- (一社)水郷佐原観光協会
- (一社)佐原青年会議所
- NPO小野川と佐原の町並みを考える会
- NPOさわらアカデミア
- ㈱ゼットやっぺい社
- 香取市国際交流協会
- 佐原おかみさん会
- 小江戸さわら会
- 結いの会
主な行事
【春】 |
【夏】 | 【秋】 | 【冬】 |
<2月> |
<7月> | <10月> | <12月> |
名所・旧跡
- 佐原の町並み (重要伝統的建造物群保存地区・日本遺産・千葉遺産)
- 伊能忠敬旧宅 (国の史跡・千葉遺産)
- 樋橋(じゃあじゃあばし) (日本の音風景100選)
- 香取神宮 (旧官幣大社)(日本遺産・千葉遺産)
- 観福寺 (日本3大厄除け大師・日本遺産
- 津宮常夜燈 (日本遺産)
- 佐原三菱館 (千葉県有形文化財)
- 水郷与田浦十二橋
- 水郷佐原あやめパーク
国宝
- 伊能忠敬遺品2,345点(国宝・日本遺産)
- 香取神宮怪獣葡萄鏡
重要文化財
- 佐原の大祭(山車行事、ユネスコ無形文化遺産・重要無形民俗文化財・日本遺産・千葉遺産)
- 横利根閘門(国の重要文化財)
産業
- <商業>
- 古くから水運によって北総地域の中核的商業都市として発展してきたが、車社会の進展など、交通体系の変化や周辺都市の新たな商業集積によって商業を取り巻く環境が大きく変わってきていることから、佐原が培ってきた伝統や文化などの地域資源を活かした観光振興による商業振興に取り組んでいる。
- <農業>
- 豊富な水量を誇る利根川と関東平野の肥沃な大地と温暖な気候に恵まれ、米穀・野菜・畜産・果実などの農産物を生産する農業生産都市で、最近では6次化や農商工連携等に取り組む生産者が増えつつある。
特産品
- <銘酒>
- 関東平野と利根川をふところに抱く佐原は、かつて関東灘と言われたほど多くの蔵元があり、醸造文化を育んだ町であった。今も二つの蔵元があり、上質な米と清らかな水から生まれる銘酒は佐原の特産品である。
- <物産>
- 水郷地帯の田圃から収穫される早場米や舟便により、江戸時代には醸造文化が栄え味噌・醤油・味醂・酒は江戸に運ばれ、『江戸の味』を支えていた。醤油や味醂を使った佃煮、胡麻油や辣油、生のグルテンでつくる麩がある。最近はサツマイモや落花生等の農産物を加工した土産物も生産されている。